2023年 最終営業日

年末…この業界にかかわりはや27年、この「年末」という響きには特別なものを感じます 22歳で長野県の大手の水産卸売の会社に就職した私は、この「年末」というものを、骨まで叩き込まれたのでした(骨の髄まで、と言わないのがミソ)

山形県出身の私の初就職の場所が長野県、ということなのですが、話すと長くなるので割愛しますが、とてもいい場所、愛すべき土地であるということ 人もいいし自然も豊か、観光地も多く(善光寺、軽井沢、松本…)気候も肌に合う 5年間長野市に住みましたが、一生住んでもいいなと思える場所でした 

入社時は、同期が約50人 入社前研修を何回も行い3~4回は長野に行きました 同期ともとても仲良くなりました 

4月には長野支社鮮魚課に配属され、朝2時~市場にて働き、商品担当者として小売店、スーパーのバイヤー、仲卸さんに商売させていただきました 自分で仕入した商品を提案、販売するといった仕事は、とてもやりがいがあり、お客様や先輩や上司から怒られたり、怒鳴られたり、褒められたり、「もう2度とおめえからは買わねぇ!」と言われたり、たくさんの人から可愛がられたりしながら経験を積みました 

私は製品などの規格品の担当でしたが、日々各地での水揚状況を把握し、仕入れの相場と買うタイミングや販売するタイミングをコントロールする「鮮魚」の担当者は、まさに東京証券取引所で髪を振り乱し売買注文をするディーラーのようでした カッコいい!

多忙な日々でしたが、12月に入るとさらに加速度を増します なんと言っても同僚、お客様の空気が一変します もちろん私も 

ピリッとした雰囲気、いわゆる「気を張る」状態です 通常の何倍もの注文が入り、仕入交渉、段取り、発注、集計、ピッキング、出荷のループ これがすごいサイクルで回ります クリスマスは夜遅くまで会社でケーキを食べながら注文の集計、27日位からは会社にお泊り 4時間くらい寝てまた仕事 今では考えられませんが20時間くらい仕事します 

米沢に帰ってからも規模は前の職場とは全然違いますが、年末は1年のピーク それでも毎年毎年、繁忙期のボリュームは減ってきました 

今考えると、私の20代は(時代もありますが)かなりハードな生活をしてました 1日中バタバタ働いてそのまま飲みに行き、遊ぶんですから 良くも悪くもその時の経験は今も生きています 

なんかこんなこと書いてると、自分が全てみたいですが、私は、社員のお陰で今仕事をすることが出来ますし、ホントに社員には恵まれています 時には真剣に、時にはバカ話をしたりふざけたり 

来年もどうぞよろしく!!

EXILEをしようとしてみた