桜…私たち日本人にとって、この「桜」の漢字から伝わるイメージ、音の響きは何か特別なものがあります
まだ咲いてもいない時期から「桜前線」予想を放送したり、お花見スポットの情報で盛り上がったり、最近ではSNSでの映える写真を公開したり みんな桜が好きなんだなーと思います
また、楽曲の中で「桜」のタイトルのものはなんと1361曲!(JOYSOUND調べ) これはカバー曲や別バージョンやインストゥルメンタルなんかも含まれるので、それらを除いても500曲くらいはあるのかな?どんだけ桜が好きなのでしょうか
しかし移り行く季節、厳しい冬から少しずつうららかな春に変わりゆく中で、ほんのひと時儚く咲いて散りゆく「桜」に、人は希望であったり、人生であったり、夢、願いなどいろんな思いを重ね合わせるのでしょう みんな詩人、みんなロマンティスト
この頃は円安の影響もあり、訪日外国人の旅行者数も単月で過去最高とのニュースがありました その中の多くの人も桜を観るのが楽しみなのでしょう 海外にはあまりないですからね
もし桜が何か月も咲いているものだとしたら、ほとんどの人はきっと桜に関心を持たないでしょう 美しく咲くのは一瞬のことだから 今見逃したら来年まで見られないからという心理 この特別価格はこの番組終了後30分まで!みたいなCMや、季節限定、地域限定みたいなものに気持ちが揺れるのもこの心理 そう、人の命は無限ではない
なーんてことを思いながら、朝の仕事を終え桜の向こうの社屋を撮ってみました
ひさかたの 光のどけき春の日に しづ心なく 花の散るらむ
とりあえず憶えている短歌を書いてみた これから散る桜、少しの淋しさを感じますね
また来年綺麗な桜が観れますように